タレントマネジメントシステムで個人に合わせたeラーニングを進めよう

高度経済成長期の日本では足並みのそろった人材育成が主流となっていましたが、近年は競争の場がグローバル化するなど様々な市場の変化に伴い、従業員の長所をのばす人材育成が重要視されてきています。しかし、従業員それぞれに合わせた人材教育を行うためにはどうすればよいのか苦労されている企業も少なくありません。

今回は、弊社タレントマネジメントシステム「あたりずむCampus」の機能を紹介しつつ、タレントマネジメントで個人に合わせたeラーニングの進め方についてご紹介します。

タレントマネジメントシステム「あたりずむCampus」の気にかけサプリメントでeラーニングを送ろう

先日とある企業の社長とお会いした時に人材育成に関してお話しした際、こんなエピソードがあがりました。

「最近従業員の長所をのばそうってよく言われるじゃないですか。弊社も周りの流れに合わせて長所やスキルを重要視しようという声が上がるんですが、どこから始めたらいいかという段階でいつも行き詰ってしまうんです。従業員が学びたいって言ってきてくれることも積極的に学ばせてあげたい気持ちはあるんですけど、なかなかそこまで手が回らなくて……。」

詳しくお話を聞くと、この企業の従業員は自主的に学びたいという前向きな姿勢の人が多く、モチベーションの高い方が集まっていますが、その意見に対してなかなかこたえられていないという事が企業側の悩みでもありました。

そのため今回タレントマネジメントシステムの導入をお勧めしました。

タレントマネジメントとは従業員の基本情報や今までの経験、現在持っているスキルなどの情報を見える化して一元管理し、その情報を最適な人材配置や人材育成を行うために活用するマネジメント方法です。タレントマネジメントシステムを活用することによりスムーズに導入を行うことが出来ます。導入することにより、従業員が現在どのようなスキルを持っていて、どのようなキャリアプランを描いているのか、また今後どのような部分を伸ばしていくべきかを把握することが出来ます。

「しかし、タレントマネジメントシステムを導入しても、ちゃんと人材育成に活用できるか少し不安です。導入した際のイメージもあまりついていなくて……。どのように活用できるのか具体的にお話を伺えますでしょうか。」

そこで今回は弊社のタレントマネジメントシステム「あたりずむCampus」の中から、気にかけサプリメントとeラーニングをご紹介したいと思います。

気にかけサプリメントは以前にもこちらのブログでご紹介しましたが、仕事の不安や悩みを抱えている仲間に、乗り越えるきっかけやちょっとしたフォローのメッセージを送るといった機能です。

その中のサプリメントBOXを送る際に、一緒にeラーニングの学習内容を送ることにより、不足していた知識を補うことが出来、悩みを乗り越えるために手を差し伸べることが出来るのです。

タレントマネジメントシステム「あたりずむCampus」のeラーニングとは

では、タレントマネジメントシステム「あたりずむCampus」のeラーニングはどのようなことが学習できるのでしょうか。

まずは新入社員をサポートするために、下記のようなコンテンツがプリセットされています。
・ビジネスマナー
・ビジネススキル
・社会人基礎力

自分の学習したい項目や気にかけサプリメントで処方された項目を選択すると、学習用の動画を視聴することが出来ます。動画コンテンツを活用することにより、従業員が自分の好きな時間に学習でき、復習したい時に何度も学習することが出来ます。

「でも、動画を見ただけでわかった気になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんなに長時間な動画じゃなくても見落としてしまうこともありますよね。」

そのような心配を防ぐために、「あたりずむCampus」のeラーニングでは視聴を行うだけで終わりではなく、内容に沿った小テストを受け現状内容が正しく把握できているかどうかを再確認することが出来ます。ここで、小テストで間違った内容は再度動画を見て復習し、繰り返し学習を行うことにより、正確な知識を定着させることが出来ます。

「社会人の基礎がいつでも気軽に学習できる環境が整うことはとてもいいことだと思います。でも、会社ごとに必要な知識やルールのようなものって存在しますよね。こういうものはなかなか探しても見つからなくて、追加で別の研修等を入れていかないといけないですよね。」

そんな悩みにおこたえするためにも、「あたりずむCampus」のeラーニングでは、独自コンテンツのアップロードも可能となっております。

このように会社独自の内容を補いながらカスタマイズを行うことにより、会社に必要な情報を充実させることができ、従業員の認識をそろえることが出来るようになります。

タレントマネジメントシステムを活用して従業員の自律的な成長を支援しよう

「タレントマネジメントシステムを活用することによって、従業員がそれぞれ自分の学びたいことを好きな時間に学べる環境作りが出来るイメージが明確になりました。話しましたが弊社の従業員は本当にモチベーションの高いメンバーが多いので、その熱量を大切にしていきたいんです。そのためにはどうすればよいかもう少し聞いてもいいですか?」

今回は従業員それぞれに合わせたいというところが重要なポイントになります。そのためにも、様々な情報を見える化して把握できるタレントマネジメントの活用が有効的です。

では具体的にどのような流れで運用をしていけばよいのかを見ていきましょう。

  1. 従業員の情報を把握しましょう

入社時期や今までの業務内容からの経験やスキルをまずは正確に把握することで、企業側もどのような人材がいるのかを把握することが出来ます。

  1. 従業員が思い描くキャリアプランを把握しましょう

従業員が今後どのような人材に成長したいのか、それが企業の目標とマッチしているのかを改めて確認をしましょう。そうすることによって、自分がどのようなものを目指しているのかが把握でき、モチベーションの向上にも繋がります。

  1. 目標を設定にしましょう

思い描くキャリアプランを達成するためにはどのような目標を達成していかなければならないのか、途中段階の目標を設定して徐々に段階を踏んでいくことによって、途中で何を目指していいかわからずにモチベーションが低下することを防ぐことに繋がります。なお、目標を設定する際には1on1ミーティングなど話し合いをしながらお互い目標と期限の認識をすり合わせながら設定することが重要です。

  1. 目標に対する達成率を把握しましょう

目標を設定した後、定期的にどこまで達成できているか、最終的にどこまで達成できたのか達成率を把握しておくことにより、次にどのような目標を設定すべきなのかが見える化できるようになります。また、目標が高すぎる場合モチベーションの低下につながってしまうケースもあるので、正しく把握しておきましょう。

その際にどのようなことを学びたいのか、目標を達成するためにスキルアップするためにはどのような知識が必要なのかを把握し、従業員それぞれに合わせた学習コンテンツを、eラーニングを通じて提供することにより、従業員の満足度は高まり、モチベーションの維持に繋がります。

また、仕事で躓いたときにも気にかけサプリメントを活用しながら、アドバイスをしてeラーニングを送ることにより、悩みの解消にも繋がります。

まとめ

いかがでしたか。

従業員の長所を活かすことや場所を選ばない働き方が注目されている中、eラーニングを活用した人材育成は重要度が高まっています。そんな中、相手の希望に沿った人材育成を行うことにより従業員のモチベーション向上及び持続につながり、パフォーマンスの向上にもつなげることが出来ます。

そのためにも「あたりずむCampus」を活用して、従業員一人ひとりに合わせた人材育成を行ってみてはいかがでしょうか。

ファインドゲートでは社内の人材育成強化を検討する際に、考慮すべきポイントをまとめた入門資料「人材育成の目的の大切さに気づくためのガイドブック」~人材育成担当の気づきのヒントがここにある~ をご用意しました。本資料は、人材育成を強化したい方には必見の資料です。ぜひダウンロードいただき、ご覧ください。

お役立ち資料

関連記事

タレントマネジメントシステムで従業員の職務経歴を把握しよう

タレントマネジメントを活用して企業の現状を把握し、生産性向上につなげよう

タレントマネジメントを評価面談に活かそう

タレントマネジメントとITSS

PAGE TOP