タレントマネジメントの活性化に重要なポイントとは

現在、様々なツールの普及に伴い導入が増えているタレントマネジメント。しかし、企業の中には導入はしたもののなかなかうまく機能せずに衰退してしまうという話もしばしば耳にします。では、どうすればタレントマネジメントが会社で浸透し、活性化され、企業の今後の成長へつなげることができるのでしょうか。

今回はタレントマネジメントを活性化し機能させるためにはどうしたらよいのか、3つのポイントをふまえながらご紹介します。

タレントマネジメントを活性化し機能させるためには

タレントマネジメントとは「企業で働いている従業員の能力やスキル、適性を発揮してもらえるように、人材配置や人材育成などを行う人事戦略」です。すなわち、タレントマネジメントを正しく機能させることで、従業員の能力やスキル、適性が発揮され、会社や組織が活性化し成長へと繋がります。

会社や組織の成長のためにタレントマネジメントを正しく機能させるのに必要な要素はいろいろありますが、その中でもよく挙げられる要素は、タレントマネジメントの活性化です。

「弊社でもタレントマネジメントツールを導入しているのですが、時間を割いているにも関わらずあんまり効果を感じられなくて……。」

とある企業の人事担当と話をした際にも話題にあがりましたが、タレントマネジメントを導入したものの、面倒なことが多く、手間暇ばかりかかり、やがて誰も触れ無くなり、結局形骸化してしまう、というのは、タレントマネジメントのよくある失敗のパターンです。

というのも、タレントマネジメントにおいて一番肝心なのは従業員情報にあるからです。

戦略的に人事施策を考え、従業員の能力やスキル、適性を発揮してもらう配置や育成などを実施するには、正確な情報をそろえることが必要不可欠です。
タレントマネジメントは、いかに正確な従業員情報を用意できるかが成功のカギになります。

では、どうすれば正確な従業員情報を用意することができるのでしょうか。

そのためには、企業や組織で働いている従業員一人ひとりが、常に最新の情報を社内に共有することが重要になります。現場での働きや評価などは、現場の管理者や上司が持っている情報のため、都度会社や人事、経営陣に共有されなければ、働いている従業員がどんな能力やスキル、適性があるのか把握することが出来ません。また、研修や資格取得など、個人で自己啓発や自己成長をするための取り組みをしていた場合や、実は前職などで今とは全然違う経験や知見を積んでいた場合は、本人からの申告がなければ企業側は把握することができず、真の能力、スキル、適性がわからないという状態になってしまうのです。

つまり、タレントマネジメントを機能させ組織を活性化していく為には、従業員一人ひとりの協力が必要不可欠なのです。

タレントマネジメント活性化の3つのポイント

では、従業員の協力を得てタレントマネジメントを活性化させるためにはどのようなことをすればよいのでしょうか。今回は、従業員一人ひとりがタレントマネジメントの取り組みに協力し、タレントマネジメントが活性化するためのポイントを3つご紹介します。

1つ目はタレントマネジメントの成果を感じてもらうことです。

やはり自分たちのやっていることに何の意味があるのか、どのような効果があるのか、それがいいことなのか、自分にもたらされている成果がわからなければ取り組む意欲がなくなってしまいます。まして、従業員情報を会社や組織に共有するというのは、自身の目の前の業務や仕事に加えてタスクとなるため、各個人の中で重要度が下がり、後回しにされやすい傾向にあります。であれば、重要度が上がるように、後回しにされないよう工夫することが重要です。

そのために、一人ひとりが従業員情報を更新することによって、自身の仕事や業務、境遇がよくなることを感じることが大切です。従業員情報を正しく更新することにより、戦略的人事施策を正しく行うことができれば、自分が能力やスキルを発揮できる仕事が与えられていると感じることが出来ます。あるいは自分の働きが正しく評価され、待遇や境遇が良くなっている、改善している、と感じるように、企業・組織側からアクションがきちんとあれば、タレントマネジメントが活性化してくるようになります。

2つ目は従業員情報の更新ハードルを低くすることです。

従業員一人ひとりが各自で従業員情報を更新することにより、タレントマネジメントが機能し、仕事や業務、境遇、待遇が非常に良くなっていると感じていても、従業員情報の更新する作業自体がとても煩雑で大変だった場合、長続きすることが難しくなります。タレントマネジメントの成果と従業員情報更新の手間暇を比較した際に、手間暇の負担の方が大きくなってしまうと、やはり各個人の中で重要度が下がり、後回しにされてしまいます。従業員情報更新の仕組みや入力は、できるだけシンプルかつ簡単な形にすることが重要です。カチカチとクリックするだけで必要な項目が簡単に検索でき、差分を入力するだけ、というように、情報更新のハードルが低くなるように気を付けましょう。

3つ目は従業員情報の入力に楽しみを付与することです。

タレントマネジメントの成果を個人レベルでも実感でき、情報更新のハードルも低くすることが出来れば、概ねタレントマネジメントは活性化し、機能するようになります。そしてさらに活性化を促すという意味では、従業員情報を自ら入力し更新すること自体にモチベーションを持たせることも重要です。

効果があることがわかりきっていて、そんなに大変ではないけれど、つまらないから取り組む意欲がなかなかわかない…。考えてみると、そんな経験は身近でわりとあるのではないでしょうか。

例えばダイエット。

1日10回のスクワット3セット。時間にすれば10分そこそこで動きも簡単です。時間的にも動き的にも取り組むハードルは低く、やらないよりは断然やったほうが効果があるとわかりきっていても、面倒でなかなか重い腰が上がらず、続かないという経験はないでしょうか。

このように、従業員情報の更新ハードルを低くしてタレントマネジメントの成果を理解していても、情報更新に前向きに取り組めないことがあります。

そこで必要なのが、「従業員情報を更新すること自体に楽しみを付与すること」です。

例えば、下記の2点のような要素があげられます。
・従業員情報を入力すると、自分の能力やスキル、評価等の情報が可視化されて、自分の状態がすぐに一目でわかる
・差分を入力し、自分の成長に応じてキャラクターが成長するようなゲーミフィケーションの要素を取り入れる

情報更新を行うこと自体が楽しくなるような、モチベーションが湧くような工夫を考えるのも、タレントマネジメント活性化に重要な要素です。

このように、タレントマネジメント活性化させるためには、押さえておく必要があるポイントがあります。世間で流通している多くのタレントマネジメントシステムは、こうした押さえておきたいポイントを意識されているものが多いので、参考にしてみると良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

従業員情報を正しく把握し、適切な人材配置や人材育成を行う人事戦略であるタレントマネジメント。
タレントマネジメントを取り入れ、活性化させるためには正確な従業員情報を把握する必要があり、そのためには従業員の協力が必要不可欠になります。

また従業員の協力を得てタレントマネジメントを活性化させるためには、下記3点が重要なポイントになります。

①タレントマネジメントの成果を感じてもらうこと
②従業員情報の更新ハードルを低くすること
③従業員情報の入力に楽しみを付与すること

現在流通しているタレントマネジメントツールは重要なポイントを押さえているものばかりなので、ぜひ参考にしてみるのもよいと思います。
企業の成長のためにも、タレントマネジメントを活用できる組織作りを改めて行ってみてはいかがでしょうか。

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