「タレントマネジメント」実践インタビュー

リモートワークの普及に伴い導入する企業が増えている「タレントマネジメント」。「弊社にも導入をしてみたいが、導入をしている企業にはどのような変化があったのか気になる」と導入を検討している中で実践している会社の声をききたいという企業も多いのではないでしょうか。そこで、今回は弊社が実践した、「タレントマネジメント」の実践談をご紹介いたします。

タレントマネジメント実践の本音を、弊社代表にインタビューしています。導入をしてよかったことや、大変だったことなど皆様が気になるポイントをきいてみました。

「タレントマネジメント」を実践してみて

まずはそもそもタレントマネジメントを導入しようと思った動機など、実践にあたっての率直な本音から聞いていきたいと思います。

Q.タレントマネジメントを導入しよう、取り組んでみようと思ったきっかけは何かありましたか?


A. 「従業員の能力や経験値の見える化ができる」というところがいいなと思ったのがタレントマネジメントに興味を持ったきっかけです。もともと弊社では、お客様に企業の成長のためのタスクやスキルをまとめるi コンピテンシ ディクショナリ(iCD)の導入を支援する事業を行っていました。そのため、従業員側の情報も見える化すれば必要なところに必要な人材を落とし込みやすいのではないかと考えたんです。また、新規案件が発生した時に、どのようなメンバー構成にするのかを考える判断材料にもなるかと思い、導入しました。

Q.タレントマネジメントに取り組もうと決めたときの、社内の反応を教えてください。

A.タレントマネジメントは導入する際に、評価をはじめ従業員に協力してもらわないといけない必要があることが多く、正直反対する人も多いかなと不安がありました。そのため、導入する趣旨と構造を明確にし、従業員に伝えました。すると、従業員の反応は全く悪くなく、導入に協力的な姿勢を取ってくれて、スムーズに取り組むことが出来ました。

Q.現在も弊社ではタレントマネジメントを実践し続けていますが、経営者として、タレントマネジメントを実践してみた率直な感想を教えてください。

A.導入して一番良かったなと思ったことは、様々な情報が見える化されているため、「この情報が欲しいな」と思ったときに、すぐにそろえることが出来ることです。整理されている情報をどう活用するかが企業を成長させる上でのカギになってくると思います。どの企業様でも同じです。今後は弊社が提供している人材育成ツール「あたりずむ」で、見える化した従業員情報の活用を支援できる機能を増強することに力を入れていきたいと思います。

Q.タレントマネジメントを実践してみて、一番大変だったことはなんでしょうか?

A.新しい仕組みの導入をする上で、作業は膨大にあったのですが、一番大変だと感じたのはマスタデータのセットアップと過去データの取り込みといった、データ周りの部分です。マスタデータはやはり最初の基礎となるため、基準を決めるという上でも難航しました。例えば、評価基準を決める際にも、評価する側で基準が異なっていたので、基準を統一するために、何度もすり合わせを行いました。
また、量が多いという意味で難航したのはデータ周りの作業です。従業員の過去の職務を整理すると同時に、転職してきた人の場合は過去の職務経歴の見える化が必要になります。さらに、職務経歴書等には記載しなかった経験などもあるため、すべてをデータ化するのに非常に時間がかかりました。
今後は導入時の経験を活かし、弊社が提供している人材育成ツール「あたりずむ」では、運用周りの大変さを軽減できる機能強化をしていきたいと考えています。

「タレントマネジメント」を実践するためには?

ここからは、タレントマネジメント実践のために、タレントマネジメント導入のステップに沿いながら、もう少し詳しい話をご紹介いたします。

Q.前述の質問でも少しお聞きしましたが、タレントマネジメント導入の際に最初に決めるべき、「目的」は何に設定しましたか?

A.弊社の場合は、「業務で発生するタスクの割り振りをスムーズに進めること」を目的にしていました。今まではタスクを割り振る際に、従業員の経験値などを配慮せず、前のプロジェクトが終了している人から割り振るようにしていたので、改善したいと思っていました。

Q.タレントマネジメント導入のステップでも最も大変といわれている「従業員情報の見える化」のステップで、一番印象に残っていることは何ですか?

A.収集した従業員情報を最終的に、ヒートマップを使って全体像を見える化した作業が一番印象に残っています。他社様の支援を行った際も、この作業が一番印象的です。企業全体を俯瞰的に見える化をすることによって、経営戦略にも役立てられるなと実感しました。

Q.従業員情報の見える化を経て、実際にタレントマネジメントを実践し、見える化された従業員情報を目にした印象はどうでしたか?

A.今まで何となく把握していた情報が一気に整理されたので、部署ごとの特徴や、従業員の経験年数での特徴が顕著に表れているなと感じました。また、「この人はこんな経験があったのか」と把握していない経験を持っていたり、「確かにこんなプロジェクトもあったな」と、申し訳ないですが、従業員の経験を忘れかけていたりもしたので、改めてみんなの情報を把握できてよかったなと思っています。

Q.タレントマネジメントを実践している中で、人材マネジメントの基本項目(採用、育成、評価、報酬、配置)の、どの分野を、特に戦略的に取り組みましたか?

A.「配置」ですね。また、自社の「採用」や現在社内で不足している人材を補完するパートナリングでも、もっと活用したいです。弊社の場合は、仕事をはじめ「できる人」が集まっているので、「育成」にはあまり役立てられない状況です。今後会社を大きくしていく上で、新卒採用や若手採用を進める際には「育成」でも効果を発揮すると思います。

Q.まだまだ実践の途上ですが、今後の展望があれば教えてください。

A.今後は企業間の垣根を越えた人材のマッチング、クロス人材マッチングにタレントマネジメントが利用できるのではないかと考えています。社内外で人材を適材適所に起用していくというコンセプトです。それが成功すれば、他社との間でも必要に応じて人材を戦略的に配置していくことが出来ると考えています。

Q.最後に、これからタレントマネジメントの実践に取り組む皆様に、アドバイスやコメントがあればお願いします!

A.従業員の情報をはじめ、データの見える化までは正直誰でもできます。重要なのは、その情報の活かし方です。冒頭でも少しお話ししましたが、iCDの導入では経営目標の見える化からスタートしています。そのため、経営目的にどれくらい近づいているのかも見える化できれば、より一層、タレントマネジメント実践のPDCAが回るかと思います。
そう、まさに、G-PDCAですね。今回、改めて「タレントマネジメント」の実践について言葉にしてみると、導入してよかったと実感したので、もし検討されている企業様は、ぜひお試しいただきたいなと思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

弊社のタレントマネジメント実践談が、少しでもタレントマネジメントの導入や実践のイメージを持つのに役立てば幸いです。タレントマネジメントを導入する際には、全体の作業量など大変だったこともありましたが、様々な情報の見える化ができ、結果的に私も仕事がしやすくなりました。
これから様々な人材の活用方法が生まれ、今まで以上にスポットでの外部の人材活用が増えてくる可能性もあります。

会社の現状を把握するうえでも、ぜひ「タレントマネジメント」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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