タレントマネジメントで経年成長を経営や人材育成に生かそう!

皆さんは経年成長という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
企業の経営や、人材育成において、とても重要なデータの一つです。この経年成長は、タレントマネジメントを活用することで、より経営や人材育成に生かしやすくなるといわれています。

今回は、タレントマネジメントで見える化した経年成長の活用についてご紹介します。

タレントマネジメントを活用すれば経年成長が見える

経年成長とは、年を経て変化する状態から見える成長のデータのことです。
「前年比売上120%」や、「ここ5年の売り上げ成長率80%」といった言葉はよく耳にすると思いますが、こうしたものが経年成長です。

こうしたよく耳にする経年成長や、成長という言葉から、どうしても右肩上がり、プラスの変化だけをイメージしてしまいますが、経年成長は必ずしもプラスの変化だけを指すわけではありません。「前年比-20%」という右肩下がりも経年成長のデータの一つですし、プラスでもマイナスでもない「事業形態が変化した」というのも経年成長のデータとして扱えます。

成長という言葉に引っ張られず、“変化”くらいのイメージでいる方がわかりやすいかもしれません。
経年成長のデータは、企業や組織、チームで、前年比やここ数年の比較といった様々な形で算出されています。また、経年成長は組織だけでなく、従業員一人一人、個人のものもあります。

数年、同じ仕事をしていれば前年比などを算出することができますし、企業からの評価や、新しく取得した資格情報、あるいは昇進や異動情報なども従業員一人一人の経年成長として扱えます。

タレントマネジメントを導入している企業では、従業員情報の見える化が行われています。また、組織のパフォーマンスなどの情報も、目で見てわかるようになっています。そのため、組織や従業員一人一人の経年成長が、簡単に算出できるのです。

また、多くのタレントマネジメントシステムでは、経年成長をいろいろな角度から算出し、見える化してくれる機能があるため、経営や人材育成の観点から、経年成長のデータが必要になった際、非常に気軽に活用できます。

こうした、経営や人材育成に重要なデータである経年成長を見える化するために、タレントマネジメントを導入している企業も少なくありません。それほど、タレントマネジメントと経年成長は密接につながっているのです。

タレントマネジメントで見える経年成長とは

では、タレントマネジメントを活用すると、具体的にどんな経年成長が見えるのでしょうか?
実に様々な経年成長を算出し、見える化することができますが、その中でも代表的な5つの経年成長をご紹介します。

  1. 従業員に関する基本情報

従業員によっては入社以降長らく同じ部署で同じ業務を担当している人もいれば、異動や昇進などで業務や役割が変わっている人もいるでしょう。また、在職中に結婚して家庭を持つことで環境が変わることもあります。
こうした基本情報からも、従業員一人一人の経年成長を見いだせたり、組織構成の変化を知ることができます。

  1. 従業員の能力やスキルに関する情報

こちらは経年成長としてイメージしやすいものかもしれません。タレントマネジメントを活用していれば、従業員の持っているスキルや能力の変化を知ることができます。
組織やチームは従業員の集まりなので、一人一人の変化がわかれば、組織やチームとしての変化も見出すことができます。

  1. 従業員の行動に関する情報

従業員が業務においてどのような行動をとり、どのような結果が出たのか、という情報です。
この変化を経年成長として追うことができると、どのようにして結果を出せるようになったか(あるいは出なくなったか)、行動や結果がどう変化してきたかがわかりますので、経営や人材育成の観点からも非常に重要な経年成長のデータだと言えます。組織やチームにおいても然り、です。

  1. 従業員の価値観や考え方に関する情報

仕事に対して何を求めているか、どのような仕事にやりがいを感じるか、今後どんな仕事をしたいかという、モチベーションや今後のキャリアプランといった情報です。

その時々のステージによってどう変化しているか、経年成長のデータをここからも得ることで、企業は経営の意思決定において、重要なヒントを見出すことができます。

  1. 従業員のキャリアに関する情報

1と重なる部分もありますが、ここでは特に、今までどのような仕事をしてきてどのような評価を得てきたかといった情報や、研修の受講歴、社内での表彰回数などの情報を指します。
従業員一人一人の情報から、組織やチームとしての経年成長も把握することができます。

このように、タレントマネジメントを活用すると、経営の意思決定や人材育成の観点で非常に重要な情報が見える化された形で分かります。これが、タレントマネジメントでわかる経年成長なのです。

これら5つの項目については、「タレントマネジメントの際に押さえておきたい基本評価項目」の記事でも紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

タレントマネジメントで経年成長を経営や人材育成に生かそう!

タレントマネジメントで様々な経年成長のデータを把握したら、今度は経営や人材育成に生かしましょう。
生かし方は様々ですが、いくつか例を挙げると、
・従業員の人材育成
・人事異動
・キャリアパス
・組織の目標達成

といったものがあります。従業員一人一人の経年成長を見れば、次のステップに進む支援を、研修などの形で企業が提供することができます。

また、適材適所というような形で、従業員がパフォーマンスを発揮できるポストへ異動したり、組織の経年成長から必要な人材を補填したりという形で、人事異動を戦略的に考えることができます。

従業員一人一人、各組織のそれぞれの経年成長を参考に、各ポストに必要なキャリアが見えてくれば、キャリアパスを制定できますし、取り組みを経て組織が目標達成するためのアクションを考えることができるようになるのです。

ここまで、タレントマネジメントで見える様々な経年成長やその活用について紹介してきましたが、最後に、経年成長のデータを経営や人材育成に活用する際、気を付けたいことをご紹介します。

それは、「目的」です。

最近ではパーパス(目的)経営といった言葉も広まってきており、目的の重要さがより強調される時代になってきました。タレントマネジメントや、経年成長のデータも同様に、「目的」がとても重要になります。

例えば、目的がないと、経年成長がマイナスになっていると右往左往したり、プラスだからよい、と放置してしまいがちです。撤退すべき衰退産業事業で経年成長がプラスになっても、最後はどん詰まり。しかるべきペースで撤退を進め、経年成長をマイナスにする方が好ましいかもしれません。

どういう状態を目指すのか、何のために経年成長を見るのか、目的がはっきりしていないと、活用しても思わぬ方向へ進んでしまいます。

あくまで経年成長は、企業や組織が目的に到達するために見る指標の一つということは忘れないでください。

まとめ

いかがでしたか?

タレントマネジメントを活用することで、経年成長という経営や人材育成に重要なデータをわかりやすく見える化したり、算出したりすることができるということ。

経年成長を経営や人材育成に活用するイメージ。そして経年成長を活用する際は目的が大事だということ。

これらを押さえて、企業経営や人材育成に取り組んでいただければ幸いです。

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